お知らせ 更年期外来
皆様おはようございます!
今週も様々な出会いと学びがあった1週間となりました。
昨日は1日運動器エコーの勉強をしておりました。もうほとんどできる事ばかりだと思っていましたが、医学は日々進化しているものだと再確認できました。
さて、進化といえば当院の体制も留まることを知りません
以前も少しご紹介させていただきましたが、2月から更年期ペインクリニック外来が本格始動いたします。当院も開院から1年が経ち患者様の訴えの中に女性特有のホルモンバランスや更年期、老年期の問題が絡んでいるのだと、とても実感しています。
そこで、婦人科で研鑽を積みながらペインクリニシャンとして活躍している久保拓之医師を毎週火曜日(第4週以外)にお招きしました。
私の代わりに基本的な手技を行なってもらう他に、婦人科ペインクリニシャンとして更年期特有の治療方法についてご相談可能です。
更年期ってそもそも
更年期は、一般的に女性の閉経前後に起こる生理的な変化で、ホルモンバランス(特にエストロゲン)の低下により、さまざまな身体的・心理的な症状が現れる時期です。
ホルモン変化
エストロゲンとプロゲステロンの低下:卵巣機能の低下に伴い、これらの性ホルモンの分泌が減少します。以下のさまざまな症状の原因となります。
身体の症状
ホットフラッシュ(のぼせ・発汗):突然の体温上昇とともに、発汗や顔の紅潮が起こる症状が起こります。 最も代表的な更年期症状の一つです。
メノポハンド(手指変形):エストロゲンは皮膚の柔軟性や水分保持やコラーゲン生成に関与しているため、その減少が皮膚の老化現象や乾燥への影響を考慮して考えられています。指が変形するへバーデン結節もその反応の1つです。
では、治療について詳しくみていきましょう。まずは皆さんご存知?
プラセンタ治療ですが、リピーターの方も多く、皆さん効果はとても感じられているようです。かく言う私や当院のスタッフも欠かさず打っています^^
プラセンタ治療は、胎盤由来の成分を利用して体内の様々な生理機能をサポートし、再生や修復を取り入れることを目的とした治療法です。プラセンタには、成長因子、サイトカイン、ホルモン、アミノ酸、抗酸化物質などが豊富に含まれています。これらの物質は、細胞の増殖や分化、組織の修復、さらには新陳代謝の促進に適切とされています。
次にエクオール
エクオールの生理活性と機作用順序 はエストロゲン受容体への親和性が高いことがその利点です。つまりエクオールは、エストロゲン様の作用を示すことが知られており、特にエストロゲン受容体β(ERβ)への結合能力が高いと報告されています。なので、エストロゲンが低下してきた更年期の方々はサプリとしてこちらを摂取するのは欠かせないでしょう。
マイヤーズカクテルとにんにく注射は2つとも静脈内投与なので即効性があります。
疲れた体やここぞと言うときの栄養補給にビタミンやミネラル、抗酸化物質を多く含んだ注射を行ってみてはかがでしょうか?
そして、ラジオ波
こちらは冷え症の方にお勧めです。ラジオ波は皮下組織を温めることで、局所的な血行促進や代謝活性の向上を図る治療法です。血流が改善されると、筋肉や皮膚の緊張緩和、老廃物の排出が促進されることがございます期待されます。同時にスーパーライザーという頸部にある自律神経に照射しますが、ラジオ波は理学療法士の徒手によるものですのでとても効果的です。
他にも、動注療法や漢方などもご用意させていただいておりますが
これらを行うには婦人科の久保先生の外来を受けていただきどの治療が効果的か、禁忌事項に該当していないかをチェックしてから行います。
また、こちらに2月のおすすめ本として、更年期障害に対しての文庫本を置いております。
また、当院の更年期治療の情報は3月号のハッピーステージに掲載予定なので楽しみにしていてください!
更年期治療や動注治療について細かく解説いたします。
では!