院内文庫紹介その3 100年足腰
皆様、おはようございます。
いやー、風邪が流行っていますね。
インフルエンザやコロナも蔓延していてるので本当にお気をつけください!
当院でも感染予防を徹底いたしますのでご協力よろしくお願いします。マスクがない場合には受付にてお知らせください。
さて、今回のおすすめ図書は100年足腰で目指す健康な未来!
巽一郎先生の著書『100年足腰』を読んで、「健康な足腰を保つために何ができるのか」をわかりやすく解説していきます。
『100年足腰』は、「人生100年時代に必要な足腰ケア」をテーマにした本。歳を重ねても元気に動ける体を作るための知識と実践法がたっぷり詰まっています。特に巽先生が提案する「今からできるケアと習慣」が魅力的です!
足腰の健康はなぜ重要?
巽先生によると、足腰の健康は人生の「自由度」に直結します。たとえば、こんな日常のシーンはどうでしょう?
•階段をラクラク上がる
•旅行先でたくさん歩ける
•孫と遊ぶときも疲れにくい
これらは、足腰が健康だからこそ楽しめる瞬間です。逆に、足腰が弱くなると日常生活が制限されることも…。先生はこれを「自由を失うリスク」と呼び、その重要性を強調しています。
巽先生の3つのポイント:足腰を強くする秘訣
『100年足腰』には実践的なアドバイスがたくさん!中でも注目すべきは以下の3つ。
1. 毎日のちょっとした動きが未来を変える
長時間座りっぱなしを避けることや、家事の合間に軽いスクワットをするなど、「日常に運動を取り入れる工夫」が紹介されています。簡単に始められるのが嬉しいですね!
2. 栄養バランスを整えよう
足腰の健康には骨と筋肉の強さが不可欠。カルシウム、ビタミンD、タンパク質を意識して摂ることが大事です。巽先生は「食事が薬」とまで言っています。
3. 自分のペースで続けることがカギ
無理な運動はかえって怪我の元に。ウォーキングから始めたり、ストレッチを毎晩の習慣にするなど、自分に合った方法を見つけることが大切だと教えてくれます。
また、書籍の中では変形性膝関節症に関する内容もわかりやすくまとめてくれてます。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)は、膝関節の軟骨がすり減り、関節の変形や炎症が進行する疾患です。中高年以降に多く見られ、特に女性に多いのが特徴です。
変形性膝関節症の原因
巽先生は変形性膝関節症の主な原因として以下を挙げています:
1.加齢による軟骨の摩耗
年齢とともに関節の軟骨が徐々に薄くなり、クッション機能が低下します。
2.肥満
体重が膝関節に負担をかけ、軟骨の劣化が加速します。
3.筋力低下
太ももの筋力(特に大腿四頭筋)が弱まると、膝への負担が増えます。
4.過去の膝の怪我
膝の靭帯損傷や半月板の損傷などの既往があると発症リスクが高まります。
症状の特徴
•痛み:最初は動き始めたときに痛みが出ますが、進行すると安静時にも痛むことがあります。
•腫れ:関節内の炎症により、膝が腫れる場合があります。
•動きの制限:膝の可動域が狭まり、正座や階段の昇り降りが難しくなることがあります。
•O脚の進行:膝関節の変形が進むと、O脚になることが多いです。
治療と対策
1. 保存療法(手術をしない治療)
•運動療法
筋力を鍛えることで膝の負担を軽減します。特に大腿四頭筋の強化が重要です。
•簡単な例:椅子に座った状態で足を伸ばし、数秒キープする「レッグエクステンション」。
•体重管理
適正体重を維持することで、膝への負担を減らします。
•装具療法
サポーターやインソールを利用して、膝関節への負担を軽減します。
•薬物療法
痛みや炎症を抑えるために、鎮痛剤やヒアルロン酸注射が用いられることがあります。
2. 外科治療
保存療法で効果が見られない場合には、外科的治療が選択肢になります。
•関節鏡視下手術
半月板の修復や軟骨のデブリードメントを行います。
•人工膝関節置換術
病状が重い場合に、関節を人工のものに置き換える手術です。
3. 日常生活の改善
巽先生は「生活習慣の改善が膝の寿命を延ばす」と強調しています。具体的には:
•階段よりもエスカレーターを使う
•正座を避け、椅子を活用する
•膝に負担をかけない靴を選ぶ
未来の膝関節治療:再生医療の可能性
当院では運動療法からインソール、再生医療まで内科的にできることは全てやります!
『100年足腰』では、変形性膝関節症の治療における再生医療の可能性についても触れられています。幹細胞を利用した軟骨再生や、遺伝子治療など、現在研究が進んでいる分野について希望を述べています。
巽先生は、「膝は使い方次第で寿命が延びる」と語っています。本書では、日常生活でできる運動やケア方法が豊富に紹介されており、変形性膝関節症を予防・管理するための実践的なヒントが満載です。
•軽い運動で筋力を保つ
•体重管理で膝の負担を減らす
•自分の膝の状態を定期的にチェックする
変形性膝関節症が気になる方は、今日からこれらの対策を取り入れてみてはいかがでしょうか?
さらに深く知りたい部分があればお知らせください!
100歳まで歩ける未来を作ろう!
巽先生の言葉で心に残ったのがこちら:
「足腰は一日にして成らず。今日の一歩が未来の自分を救う」
日々の積み重ねが大切なんですね。『100年足腰』は、具体的な運動法や食事のレシピも紹介しているので、これから健康な足腰を目指したい方にピッタリの本です!
ぜひ一緒に『100年足腰』を手に取り、未来の自由な生活を手に入れましょう!