プラセンタについて
おはようございます。
先週末に清水スキンケアクリニックの院長のチョン先生とプラセンタ学会に行ってまいりました。
当院ではプラセンタを多く使用しておりますがなんで効くのかが正直なところ、いまいち本当に理解していたかというとそうでは無かったのでとても良い機会でした。
プラセンタの基礎研究では、その成分が人体にどのように作用するか、いくつかのメカニズムが提案されていますが、特に以下のような作用機序が注目されています。
1.成長因子のシグナル伝達
プラセンタには表皮成長因子(EGF)、線維芽細胞成長因子(FGF)、インスリン様成長因子(IGF)などの成長因子が含まれており、これらが細胞表面の受容体に結合するとシグナル伝達経路が活性化され、細胞増殖や分化が促進されると考えられています。例えば、EGFは細胞表面のEGF受容体に結合して、細胞分裂や創傷治癒を促すメカニズムが解明されています。
2.抗炎症作用のメカニズム
プラセンタには抗炎症作用を持つペプチドやサイトカインが含まれており、これが炎症反応を抑えるメカニズムの一部と考えられています。例えば、プラセンタ中の特定のペプチドがプロスタグランジンやTNF-α(腫瘍壊死因子)の産生を抑制することで、炎症の緩和が図られるとされています。
3.抗酸化作用と活性酸素の除去
プラセンタには抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンE、セレニウムなど)が豊富に含まれており、これらが活性酸素(フリーラジカル)を除去することで、細胞の酸化ストレスを軽減する作用があると考えられています。酸化ストレスの低減により、細胞の老化や損傷が抑制されるメカニズムが提案されています。
4.免疫調整作用
プラセンタに含まれる成分が免疫系に作用し、免疫細胞の活動を調整するメカニズムが研究されています。例えば、プラセンタ由来のペプチドがT細胞やマクロファージの活性を調整し、免疫応答を適切に保つことで、過剰な免疫反応や自己免疫疾患の症状緩和に寄与する可能性があります。
5.ホルモン様作用
プラセンタにはホルモン様の成分も含まれているため、ホルモンバランスに影響を与える可能性が示唆されています。特にエストロゲン様の作用を持つ成分が含まれていることがあり、これが更年期症状の緩和に寄与していると考えられています。
ただ、乳癌などの既往がある方は注意が必要です。
6.創傷治癒促進
動物モデルの研究では、プラセンタの成分が創傷治癒のスピードを上げることが確認されています。このメカニズムは、成長因子の作用によってコラーゲン生成や細胞の再生が促されるためと考えられています。
正直、本当に大きなリスクなく使用できるのでもしかしたらとんでもなく良い薬剤なのでは無いかと思ってます。
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二日酔いなどなくなり夜も深い眠りになります。
ご興味がありましたらお声かけください。