メニュー

院内文庫本紹介その1 100年骨

[2024.12.09]

皆様おはようございます。

今週は本当にいろいろな方が当院を訪れてくださいました。

まずは(一枚目の写真)新年度から火曜日にペインクリニックを担当してくださる久保先生。久保先生は元は産婦人科上がりという経歴のペインクリニシャンなので更年期の治療などもお願いするかもしれません。

そして、遠隔治療にて当院の認知行動療法を担当してくれているみおしん先生こと、西村先生。認知行動療法は長い時間をかけてお話を聞いて本当に難しい症例の方のみお願いしているので私としてもとても助けられています。

また別日に(二枚目の写真)じんどう接骨院アスリートから畑中先生とPRI JAPAN代表の石井先生がこられました。https://www.prijapan.llc/

畑中先生と石井先生はお二人とも、超有名なトレーナーで何人もの有名スポーツ選手の治療を行っております。なんと石井先生はアメリカに長いこと滞在され、プロスポーツ選手の治療に携わってこられました。今もアメリカのサッカー代表のトレーナーとして日々アメリカと日本を往復する多忙な生活をおくられてますが、なんと三島のご出身で地元に戻られてきているようです!また、新しいコラボが期待できます!

当院に訪れる事で何か新しい出会いとインスピレーションが生まれてくれると嬉しいです!

 

さて、今日からは当院の文庫本をご紹介いたします。

このシリーズの1冊目は最近購入し、とても勉強になった本

100年シリーズの100年骨

「100年骨」:骨質を守り、健康寿命を延ばすために

『100年骨』は、整形外科医・鎌田實先生が骨の健康と長寿の関係をわかりやすく解説した一冊です。本書では、骨密度だけでなく骨質にも注目し、医学的な根拠をもとにした予防と対策を詳しく紹介しています。骨の健康に不安がある方、また健康寿命を延ばしたい方に役立つ内容です。

骨の健康=骨密度+骨質

従来、骨の健康は骨密度(骨の密度・量)に注目されていましたが、実はそれだけでは不十分です。本書では、骨の強度を決めるもう一つの要素、骨質(骨の構造や強さ)を強調しています。

骨密度:骨の中のカルシウムやミネラルの量。

骨質:骨の内部構造、コラーゲンの質、微細な損傷の修復能力。

骨粗しょう症は骨密度が低下するだけでなく、骨質の低下も関係しています。骨質が悪化すると、骨折しやすくなるため、骨の「質」を守ることが重要です。

骨質を守るための具体的な方法

1.栄養管理

•カルシウム

骨の主成分。牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、大豆製品などが豊富。

•ビタミンD

カルシウムの吸収を助ける。日光を浴びることで生成され、魚(サバ、鮭)やきのこ類にも多く含まれる。

•ビタミンK

骨の石灰化を促進。納豆や緑黄色野菜に豊富。

•マグネシウム

骨を丈夫に保つ。ナッツ類、海藻、バナナに多い。

この項目については

一度当院の栄養採血をしてみるとわかりますよ!

2.骨を強くする運動

•荷重運動(ウォーキング、軽いジョギング)

骨に適度な刺激を与え、骨密度と骨質を改善。

•筋力トレーニング

筋肉量を増やし、骨を支える力を高める。転倒予防にも効果的。筋肉はいつになっても鍛えれば増える素晴らしい臓器です!

当院でのトレーニングがおすすめです!

3.生活習慣の見直し

•禁煙・節酒

喫煙は骨質を悪化させ、アルコールの過剰摂取はカルシウムの吸収を妨げる。

•十分な睡眠

成長ホルモンの分泌を促進し、骨の修復や再生を助ける。

骨粗しょう症のリスクと検査

『100年骨』では、特に骨粗しょう症のリスクについて詳しく解説されています。骨密度の低下は自覚症状がないため、以下のリスク因子を持つ方は注意が必要です。

骨粗しょう症の主なリスク因子

•閉経後の女性(ホルモンバランスの変化)

•高齢者

•家族に骨粗しょう症の既往がある

•体重が極端に低い

•長期のステロイド使用

 

検査と診断

•骨密度測定:DEXA法で腰椎や大腿骨の骨密度を測定。

折れたらヤバイ箇所、つまり寝たきりになる可能性のある腰、大腿でとらなきゃ意味がない!

•血液検査:カルシウムやビタミンDのレベルを確認。

•骨代謝マーカー:骨の新陳代謝の状態を評価。

うちでは全て実施可能なので気になる方はこちらの 

骨密度検査を希望しますカードをお持ちいただくか、口頭でおっしゃってください!

 

『100年骨』では、最新の治療法や骨粗しょう症治療薬(ビスホスホネート製剤、抗RANKL抗体など)についても紹介されています。また、骨を「育てる」ことに加え、骨折を「予防する」視点も重要です。

•転倒防止の工夫(家の中の整理、靴の選び方)

•コラーゲンの質を高める栄養と生活習慣

 

『100年骨』は、骨をただの「体を支える器官」ではなく、「健康寿命を決める重要な要素」として考えさせられる内容です。医学的なエビデンスを基にしたアドバイスが満載で、骨の健康を守りたいすべての人におすすめの一冊です。

健康な骨を守り、100年元気に動ける体を目指しましょう!

 

気になった方は当院待合室、今週の文庫にてご覧ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME