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院内文庫本紹介その2 東洋医学はなぜ効くのか

[2024.12.16]

皆さんおはようございます^_^

今週はFM伊豆のラジオ局にお呼ばれしていただき番組収録にいきました。


放送日はなんと今日!!16日(月)の14時~の30分で、色々やってみるラジオ!のコーナーです^_^

ラジオはなにぶん初めての体験でしたが、司会の宇野さんの進行に合わせて気持ちよくお話しができました!

このコーナー同様に『いろいろやってみる』というのは自分としても生涯のテーマにしたいのでマッチしてますね。

今後とも何卒宜しくお願い致します^_^

 

 

さて、前回の100年骨に続き今回は、東洋医学の秘密を解き明かす。ツボ・鍼灸・漢方薬の科学的メカニズムについてお話ししたいと思います。そのためのおすすめ文庫本は

東洋医学はなぜ効くのか? です

「東洋医学」と聞くと、「なんとなく効きそうだけど、実際どうやって効くの?」と思う方も多いのではないでしょうか。鍼灸や漢方薬、そしてツボ押しといった東洋医学の治療法は、現代医学の視点からもその効果が科学的に解明されつつあります。この書籍は最新の研究をもとに東洋医学のメカニズムを深掘りしています。

その中でも面白かったのが

ツボと鍼灸の効果で痛みが消える理由 です

鍼灸治療は、「ツボ」と呼ばれる特定の体のポイントを刺激することで効果を発揮します。このツボが実際にどのように作用するのか、科学的には以下のように説明されています。

1.脳と神経の仕組みを利用

鍼がツボを刺激すると、その信号が神経を通じて脊髄や脳に到達。これにより、脳内でエンドルフィン(痛みを和らげる物質)が分泌され、痛みが軽減されます。

2.免疫機能の向上

鍼灸は炎症を抑えるサイトカイン(免疫細胞が分泌する物質)を活性化し、体の治癒力を高める効果も確認されています。

3.血流改善

鍼やお灸による刺激で血管が拡張し、血流が促進されます。これにより、筋肉の緊張が緩和され、痛みやこりが解消されます。

例えば、腰痛に悩む方が鍼灸を受けると、腰の血流が改善し、痛みが和らぐという効果が得られるのです。

ツボというとなんだか眉唾的なイメージめありましたが、文献などもあり科学的に解明されて来ているから面白いですね!

あとは、東洋医学といえば 漢方

漢方に対しても詳しく説明されています。

漢方薬の働きは腸内細菌との関係が深いということ。漢方薬も驚くべき効果を持っています。

つまり、漢方薬は腸内細菌の「エサ」になるようです。

漢方薬に含まれる成分は直接体に吸収されるだけでなく、腸内細菌に働きかけて、そのバランスを整える役割を果たします。例えば、便秘や下痢といった腸のトラブルを改善する効果があるのです。

また、全身のバランスを整える効果もあります。

漢方薬は「一つの症状だけを治す」のではなく、体全体のバランスを見て処方されます。これが西洋医学と大きく異なる点です。

ツボセルフケアで健康をサポート

本書では、日常生活で取り入れられるツボのセルフケア方法も紹介されています。たとえば、以下のような簡単な方法があります:

手のツボ(合谷)で便秘を改善

手の親指と人差し指の間を指圧するだけで、腸の動きを活性化させる効果が期待できます。

目の疲れには晴明(せいめい)のツボ

目の内側、鼻の付け根にあるツボを軽く押すことで、目の疲れや頭痛が軽減されます。

現代科学が証明する東洋医学の力

東洋医学が「なんとなく効く」から「科学的に証明されている」治療法へと進化しつつある今、私たちの健康生活に役立つ知識として積極的に活用する価値があります。本書を読めば、東洋医学が単なる「伝統」にとどまらないことを実感できるでしょう。

日々の健康管理に鍼灸や漢方薬、ツボ押しを取り入れてみませんか?その効果を実感できるかもしれません!

 

当院では漢方を処方してしていますが、ツボや鍼お灸まではできません^^いつかコラボができたらいいですね!

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