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オーソモレキュラーを学びましょう その2

[2025.04.29]

こんばんは!

昨日は当院の新人歓迎会でした!夜遅くまで飲み歩きましたが最後の締めはこちら

博多ラーメン 二代目治ちゃんラーメン

ラーメンはもちろん餃子も激うまです^_^

 

さて、今日のオーソモレキュラーですが、BUNの見方について勉強します。

まずは復習ですが、オーソモレキュラーとはなんなのか。

✅ ポイント

  • 通常の「正常値」=病気ではないレベル

  • オーソモレキュラー的「最適値」=不調を起こさないレベル

検査値が基準内でも、症状がある場合は最適値とのギャップに注目するのが分子栄養学、オーソモレキュラーなのです

 

今回のテーマはBUN

BUN(尿素窒素/Blood Urea Nitrogen)は、オーソモレキュラー的にもとても大事な指標のひとつです。
ここでは、通常医学的な見方+オーソモレキュラー的な解釈を合わせて、わかりやすく整理してご説明しますね!

BUNとは何か?

BUNは、体内でタンパク質が代謝された後にできる老廃物(尿素)に含まれる窒素の量を示す指標です。

  • タンパク質 → アミノ酸 → アンモニア → 尿素(肝臓で変換)→ 腎臓から排泄

  • この尿素の「窒素部分」が血液中にどのくらいあるかを測ったのが BUN

つまり、タンパク質の代謝・肝臓・腎臓の状態すべてに関係する重要な値です。


 一般的な基準値

7〜20 mg/dL

オーソモレキュラー的な最適値

10〜16 mg/dL(理想ゾーン)


🔍 数値別の読み解き(オーソモレキュラー視点)
BUNの値 解釈 具体的な対応策
7以下 タンパク質不足、栄養不良、低肝機能、消化吸収の弱さ 高タンパク食、プロテイン、消化酵素の補助(ペプシンなど)
10〜16 理想的な状態 食事・代謝バランス良好。維持でOK
17〜20 タンパク質過剰、軽度脱水の可能性、筋肉分解傾向 水分補給、タンパク摂取量の見直し、腎機能確認
20超え 腎機能低下、強い脱水、過剰なたんぱく代謝負荷、消化管出血 水分摂取と腎チェック(eGFR、Crとセットで)/医師の診察が必要

7以下は栄養不良、20以上は消化管出血なども隠れているようなので、症状に合わせて更なる検査が必要かもしれないですね


🧩 BUNを見るときにセットで確認すべき項目
関連項目 なぜ大事?
クレアチニン(Cr) 腎臓のろ過機能とセットで「BUN/Cr比」を評価(比率が高ければ脱水の可能性)
アルブミン・総蛋白 タンパク質の摂取量と肝機能を総合評価
eGFR 腎機能の精密評価
AST/ALT 肝臓の代謝力も関連。低値なら酵素活性が落ちている可能性

⚠️ よくある誤解と注意点
  • BUNが高い=すぐに腎臓が悪い」わけではない
    → 実際は「脱水・タンパク摂取過多・ストレス」でも高くなる

  • BUNが低い=安心」ではない
    → 低BUNはタンパク不足、消化不良、副腎疲労、肝機能低下のサイン!


🍖 オーソモレキュラー的対策:BUNが低い時は?
  1. 高たんぱく食(例:卵、鶏むね、魚、プロテインなど)

  2. 消化サポート(消化酵素、胃酸補助)

  3. 肝臓・副腎サポート(ビタミンB群、C、タウリンなど)


✅ まとめ

BUNは… 意味すること
高すぎ → 腎負担、脱水、たんぱく過剰、出血リスクなど
低すぎ → たんぱく質不足、肝機能低下、消化吸収の弱さ
最適ゾーン(10〜16) → 栄養・代謝・排泄のバランス良好!

と言うわけで、次回もお楽しみに!次回は石灰化!!

 

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