オーソモレキュラーを学びましょう その2
こんばんは!
昨日は当院の新人歓迎会でした!夜遅くまで飲み歩きましたが最後の締めはこちら
博多ラーメン 二代目治ちゃんラーメン
ラーメンはもちろん餃子も激うまです^_^
さて、今日のオーソモレキュラーですが、BUNの見方について勉強します。
まずは復習ですが、オーソモレキュラーとはなんなのか。
✅ ポイント
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通常の「正常値」=病気ではないレベル
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オーソモレキュラー的「最適値」=不調を起こさないレベル
検査値が基準内でも、症状がある場合は最適値とのギャップに注目するのが分子栄養学、オーソモレキュラーなのです
今回のテーマはBUN
BUN(尿素窒素/Blood Urea Nitrogen)は、オーソモレキュラー的にもとても大事な指標のひとつです。
ここでは、通常医学的な見方+オーソモレキュラー的な解釈を合わせて、わかりやすく整理してご説明しますね!
BUNとは何か?
BUNは、体内でタンパク質が代謝された後にできる老廃物(尿素)に含まれる窒素の量を示す指標です。
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タンパク質 → アミノ酸 → アンモニア → 尿素(肝臓で変換)→ 腎臓から排泄
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この尿素の「窒素部分」が血液中にどのくらいあるかを測ったのが BUN
つまり、タンパク質の代謝・肝臓・腎臓の状態すべてに関係する重要な値です。
一般的な基準値
7〜20 mg/dL
オーソモレキュラー的な最適値
10〜16 mg/dL(理想ゾーン)
🔍 数値別の読み解き(オーソモレキュラー視点)
BUNの値 | 解釈 | 具体的な対応策 |
---|---|---|
7以下 | タンパク質不足、栄養不良、低肝機能、消化吸収の弱さ | 高タンパク食、プロテイン、消化酵素の補助(ペプシンなど) |
10〜16 | 理想的な状態 | 食事・代謝バランス良好。維持でOK |
17〜20 | タンパク質過剰、軽度脱水の可能性、筋肉分解傾向 | 水分補給、タンパク摂取量の見直し、腎機能確認 |
20超え | 腎機能低下、強い脱水、過剰なたんぱく代謝負荷、消化管出血 | 水分摂取と腎チェック(eGFR、Crとセットで)/医師の診察が必要 |
7以下は栄養不良、20以上は消化管出血なども隠れているようなので、症状に合わせて更なる検査が必要かもしれないですね
🧩 BUNを見るときにセットで確認すべき項目
関連項目 | なぜ大事? |
---|---|
クレアチニン(Cr) | 腎臓のろ過機能とセットで「BUN/Cr比」を評価(比率が高ければ脱水の可能性) |
アルブミン・総蛋白 | タンパク質の摂取量と肝機能を総合評価 |
eGFR | 腎機能の精密評価 |
AST/ALT | 肝臓の代謝力も関連。低値なら酵素活性が落ちている可能性 |
⚠️ よくある誤解と注意点
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「BUNが高い=すぐに腎臓が悪い」わけではない
→ 実際は「脱水・タンパク摂取過多・ストレス」でも高くなる -
「BUNが低い=安心」ではない
→ 低BUNはタンパク不足、消化不良、副腎疲労、肝機能低下のサイン!
🍖 オーソモレキュラー的対策:BUNが低い時は?
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高たんぱく食(例:卵、鶏むね、魚、プロテインなど)
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消化サポート(消化酵素、胃酸補助)
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肝臓・副腎サポート(ビタミンB群、C、タウリンなど)
✅ まとめ
BUNは… | 意味すること |
---|---|
高すぎ → | 腎負担、脱水、たんぱく過剰、出血リスクなど |
低すぎ → | たんぱく質不足、肝機能低下、消化吸収の弱さ |
最適ゾーン(10〜16) → | 栄養・代謝・排泄のバランス良好! |
と言うわけで、次回もお楽しみに!次回は石灰化!!