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バイオメカニクス2 (42)

[2024.07.08]

皆様こんばんわ!

当院で行っているジムについてですが、残念ながら7月から休止となりました。ヒガトレックも18日に一度撤去となりますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

ヒガトレックはいずれまた仕入れて、当院の2階で新たにジムを開設する予定ですのでその時にまたご使用ください。ゴルフのインドアの機械も入れられたら重白いんじゃないかなと思ってます^^

モデルはインドアゴルフデイズさんの形です!これにさらに、理学療法士のリハビリテーションを加えたら面白いのではと思っています。筋トレできてゴルフシュミレーターがあってバイオメカニクスを極めた理学療法士からの体の使い方のアドバイスなんかがあったら流行りそうな気がしますよねー 理学療法士のみんなの副業にももってこいです!

 

さて、ということで今日はバイオメカニクスの続きで、筋肉と関節の機能について勉強します。

トレーニングをする際に関節の動作の発生と制御のために活動する筋肉の同定は大事です。そこで、関節運動に関与する筋肉と筋活動の種類を見極めることが重要になってきます。

筋活動の種類は前回の項でお話した等尺性、収縮性、伸長性があり、関節運動に関与する筋肉はそれぞれのパターンが数多くあります。

例えば肩甲骨と肩関節における筋肉の機能はこんな感じになります。これらの筋肉と関節の関連を把握しておくことはパーソナルトレニング然り、ペインクリニックの医師としても必須で頭に入れておかなければならない事項です。

 

それらを理解した上で

やっと、レジスタンストレーニングが始まります。

レジスタンスエクササイズ(resistance exercise)とは、筋肉に対して外部からの抵抗をかけることで筋力や筋持久力を向上させるエクササイズのことを指します。この種のエクササイズは、ウェイトトレーニングや自体重トレーニングなど、さまざまな形態があります。

レジスタンスエクササイズの種類

  1. フリーウェイト:

    • : ダンベル、バーベル、ケトルベル
    • 特徴: 自由な動きが可能で、バランスや安定性の向上に効果的です。
  2. マシンウェイト:

    • : レッグプレス、ラットプルダウン、チェストプレス
    • 特徴: 固定された軌道で動作するため、安全性が高く、特定の筋肉群を集中的に鍛えることができます。
  3. 自体重エクササイズ:

    • : プッシュアップ、スクワット、プランク
    • 特徴: 特別な器具を必要とせず、自分の体重を使ってトレーニングを行います。
  4. レジスタンスバンド:

    • : バンドスクワット、バンドローイング
    • 特徴: 軽量で持ち運びが容易なバンドを使用し、筋肉に抵抗をかけることでトレーニングを行います。
  1.  

そして、そのレジスタンストレーニングには不変抵抗機器(Isotonic Devices)と可変抵抗機器(Isokinetic Devices)を使用した方法があります。

不変抵抗機器(Isotonic Devices)

特徴:

一定の負荷: 不変抵抗機器は、運動の全範囲にわたって一定の抵抗(重量)を提供します。代表的なものにダンベルやバーベルがあります。

動的運動: 筋肉が収縮する際に関節の動きが伴い、通常の動作パターンに近いトレーニングが可能です。

フリーウェイト: 主にフリーウェイトが該当し、運動の可動域が自由であり、複数の筋肉群が動員されます。

利点:

全身の筋力向上: 複数の筋肉群を同時に鍛えることができるため、全身の筋力を向上させるのに効果的です。

バランスと安定性の強化: 自分で重量をコントロールする必要があるため、バランスと安定性の向上に寄与します。

多様なエクササイズ: さまざまなエクササイズに対応でき、トレーニングのバリエーションが豊富です。

可変抵抗機器(Isokinetic Devices)

特徴:

速度一定: 可変抵抗機器は、動作の速度が一定に保たれるように設計されており、抵抗が動作の角度に応じて変化します。代表的な機器には、ケーブルマシンや一部のリハビリテーション機器があります。

速度制御: 運動の速度を一定に保つため、筋肉の動きがより正確に制御され、過負荷やケガのリスクを軽減します。

機械的サポート: 抵抗が動作の範囲に応じて変化するため、関節や筋肉に均等な負荷がかかります。

利点:

安全性の向上: 動作の速度が制御されているため、ケガのリスクが低く、リハビリテーションや初心者に適しています。

精確な負荷調整: 機械的に負荷が調整されるため、特定の筋肉群や動作に対して精確なトレーニングが可能です。

リハビリテーション: 怪我のリハビリテーションにおいて、特定の動作範囲内での負荷を管理しやすく、効果的なリハビリが可能です

 

まとめとしては

不変抵抗機器の主な用途は 全身の筋力トレーニング、バランスと安定性の向上で例はダンベル、バーベル。可変抵抗機器の主な用途:は安全性を重視したトレーニング、リハビリテーション、特定の筋肉群の精確なトレーニング例:としてはケーブルマシン、リハビリテーション機器を使用したトレーニングとなります。

どちらを選ぶべきか?としたら

フリーウェイトが適している場合はトレーニング経験があり、全身の筋力とバランスを向上させたい場合。自然な動きを取り入れたトレーニングを行いたい場合多関節運動を取り入れて、複数の筋肉群を同時に鍛えたい場合。

マシーンが適しているのはトレーニング初心者や、高齢者、リハビリテーション中の人。特定の筋肉群を集中的に鍛えたい場合。安全性を重視し、固定された動きを好む場合。

 

ということになりますね。

では、次回はレジスタンストレーニングへの適応について勉強しましょう!

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