筋系、神経系、骨格系の構造と機能②(36)
気がつけばもう5月も最終週、開業してからと言うもの時間が経つのが早過ぎで1日1日がより大切に感じます。今週は子供たちの運動会がありました。今までは子供らの運動会や入学式などは欠かさず出ていましたが、開業してからはやはりなかなかいけませんね^^とりあえずはしっかりと軌道に乗るまでは全力投球です。
さて、NSCAというパーソナルトレーナーの資格を取得するための勉強の過程を、先週からブログに少しずつ書き込みし始めました。内容は基礎的なものが多いですが、とても復習になりますし知らないことも多く出てきて面白いです。みなさまと共に学んでいけるように内容は分かりやすく噛み砕いて文章にしていますので、是非ご一緒に勉強しましょう。ちなみに今、栄養学にも興味があるのでそちらもある程度自分の中で納得が行きましたらブログに載せていこうと思います。
さて、先週は筋肉について勉強をしましたが今回は神経と筋肉の関係と骨について勉強します。
神経は、体の中で情報をやり取りするための「電線」のようなものです。痛みに関してもとても深く関わってきますね。
まずは神経の構造から見ていきましょう。
神経には細胞体と言って神経細胞の中心部分で、核となり情報を処理しする部分と、樹状突起や軸索と言って他の神経細胞からの信号を受け取ったり、信号を次の神経細胞に送ったりするところがあります。
神経は、電気信号を使って情報を伝えます。シナプスという接続部で、化学物質を使って次の細胞に信号を渡します。
さて、ここで先週お勉強した筋肉と神経の関係を見ていきます
筋肉と神経は、体の動きをコントロールするために密接に連携しています。神経は筋肉に信号を送って収縮させ、私たちの体を動かします。
筋肉と神経の基本的な関係
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運動ニューロン(運動神経細胞):脳や脊髄から信号を受け取り、筋肉に伝えます。
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運動単位:1つの運動ニューロンとそれに支配されるすべての筋繊維の集合体です。運動ニューロンが発する信号によって筋繊維が収縮します。
信号の伝達
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脳からの指令:脳から出た電気信号が脊髄を通って運動ニューロンに送られます。
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神経筋接合部(シナプス):運動ニューロンの末端が筋繊維と接続する部分です。ここで電気信号が化学信号に変わり、筋肉に収縮の指令を伝えます。
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筋肉の収縮:筋繊維が電気信号を受け取ると、カルシウムイオンが放出され、アクチンとミオシンというタンパク質が滑り込むことで筋肉が収縮します。(前回やりましたね)
このように神経は運動の制御:神経が筋肉に信号を送ることで、意図した動きを実現したり、反射反応として人体を外的から守る役割もします。
例えば、熱いものに触れたときに手を引っ込めるような無意識の動きも、神経と筋肉の連携によって行われます。それを屈曲反射といい次にあげる伸長反射とは別です。
なので、痛みを感じると言うことはある意味、その個体を守っていると言うことになります。痛みは尊いものですね!!なんつって、痛みは嫌ですよね。ただし、糖尿病のように痛みを感じなくなるとそれはとても危険なんです。
伸長反射とは?
伸長反射(しんちょうはんしゃ)は、筋肉が急に伸ばされたときに自動的に収縮する反応のことです。これは体を守るための重要な反射です。では伸長反射の仕組みを本当に簡単に説明すると
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筋紡錘(きんぼうすい):筋肉の中にあるセンサーで、筋肉の伸びを感知します。
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感覚神経:筋紡錘からの信号を脊髄に送ります。
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運動神経:脊髄からの指令を筋肉に伝え、筋肉を収縮させます。
伸長反射の役割
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素早い反応:筋肉が急に引っ張られると、すぐに収縮して元に戻ります。これにより、筋肉や関節が傷つかないようにします。
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姿勢の維持:体のバランスを保ち、転倒を防ぎます。
例
例えば、ひざをたたくと足がピョンと跳ねる反射は、伸長反射の一例です。
当院の4Dストレッチはその反射を利用しているのでとても効果的です^^
さて、次は骨についてです
骨のリモデリングは、古い骨を新しい骨に置き換える仕組みで破骨細胞により古い骨を壊す仕組みと、骨芽細胞により新しい骨が作られる仕組みがあります。これらの活動がバランスをとることで、骨が健康に保たれます。
当院でも骨密度測定と、骨形成マーカーと、骨吸収マーカーを使用して適切な薬や運動、栄養指導をおこなっております!
さて次回は心肺機能とガス交換について勉強いたしましょう!