首を動かすと背中に痛みが走ったり、長時間座っていると背中が重く怠くなったりすることはありませんか?
背中の痛みは、単なる凝りだけでなく、首の神経が原因で起こることもあります。
背中の痛みやしびれ
原因と症状について
姿勢不良による筋肉の痛み
背中の痛みの多くは、姿勢が悪くなること(猫背など)で筋肉が過度に緊張して起こるものです。長時間デスクワークをしている方などに多く見られます。
首の神経トラブルによる痛み・しびれ
背中そのものではなく、首(頸椎)周辺の神経が障害されることで、背中に痛みやしびれが生じることがあります。 「首を動かすと背中に電気が走る」といった症状がある場合は、このタイプが疑われます。
当院の治療方針
治療の基本は、リハビリテーションによって姿勢を改善したり、硬くなった筋肉を柔らかくすることです。
ハイドロリリース × リハビリ
エコーを使用したハイドロリリースで筋緊張をやわらげた後にリハビリテーションを行うことで、より高い治療効果が期待できます。
神経ブロック療法
背中にしびれがある場合には、原因を突き止め、神経周囲にハイドロリリースを行ったり、神経ブロック療法を行ったりすることで症状の緩和を図ります。
関連リンク(治療法)
背中周辺の疾患
背中の痛みやしびれ に関するQ&A
肩甲骨の内側がゴリゴリして痛いです。これも「肩こり」ですか?
はい、広い意味での肩こり(筋筋膜性疼痛)の可能性があります。デスクワークなどで肩が内側に入り込む姿勢(巻き肩)が続くと、肩甲骨と背骨の間の筋肉(菱形筋など)が常に引っ張られて血行不良になり、慢性的な痛みや凝り、ゴリゴリ感を生じることがあります。
首を後ろに反らすと、背中に痛みが走ります。
肋骨の動きに関連した痛みや、背中の筋肉の強い緊張が原因の場合があります。また、稀に内臓の不調が背中の痛みとして現れることもあります。安静にしていても痛む、冷や汗が出るほどの激痛などの場合は、内科的な疾患も考慮し早急に受診してください。
ずっと猫背で背中が痛いのですが、治りますか?
長年の姿勢不良で固まった背骨や筋肉を急に治すのは大変ですが、リハビリテーションで背骨の柔軟性を取り戻し、正しい姿勢を支える筋肉(インナーマッスル)を鍛えることで、痛みの出にくい体を作ることは十分に可能です。
【肋間神経痛】肋骨に沿って胸や背中に鋭い痛みが出る肋間神経痛とは?
肋骨に沿って走る肋間神経が刺激・障害されることで、胸・背中・脇腹に鋭い痛みが出る状態を「肋間神経痛」と呼びます。👉 実は「病名」というより、神経痛症状の総称です。
【肋間神経痛】背中から脇腹、胸にかけて肋骨沿いに片側だけ痛みますか?
背中から胸にかけて、脇腹、胸の前側。肋骨に沿って帯状に痛むのが特徴です。多くは片側のみに出ます。
【肋間神経痛】咳や深呼吸、動作によってピリッとした鋭い痛みが出ますか?
ピリッと電気が走る、刺すような鋭い痛み、深呼吸や咳でズキッとする。「動作や姿勢で痛みが変わる」ことが多いのが特徴です。
【肋間神経痛】帯状疱疹や背骨、筋肉の緊張など肋間神経痛の原因は何?
原因は一つではありません。主な原因は、帯状疱疹後(皮疹が治った後も神経痛が残る)、背骨(胸椎)由来、筋肉・筋膜の緊張、姿勢不良・体幹の使い過ぎ、外傷・打撲などが考えられます。
【肋間神経痛】皮膚症状の有無など帯状疱疹と肋間神経痛の違いは何ですか?
重要な鑑別ポイントです。帯状疱疹:皮疹・水ぶくれが出る、ウイルスが原因、触れただけで激痛。肋間神経痛:皮疹なし、筋・神経・脊椎など、動作・呼吸で悪化。※ただし、帯状疱疹後神経痛は肋間神経痛の原因になります
【肋間神経痛】呼吸や体をひねる動きで肋間神経痛が強くなるのはなぜ?
肋間神経は、呼吸に伴って肋骨と一緒に動くため、深呼吸、咳、体をひねると神経が刺激され、痛みが強くなります。
【肋間神経痛】胸の痛みは心臓や肺の病気ではなく神経由来の可能性がありますか?
胸の痛み=心臓・肺を心配される方は多いですが、動くと痛む、押すと痛い、姿勢で変わる場合は、神経や筋肉由来の可能性が高いです。ただし、必要に応じて内科的評価を行うことも大切です。
【肋間神経痛】肋間神経痛に対し神経ブロック治療などを行うことはありますか?
原因に応じて組み合わせます。神経痛に対する内服治療、神経ブロック治療、筋・筋膜へのアプローチ、姿勢・動作の調整。「痛みの出ている神経」を的確に評価することが重要です。
【肋間神経痛】肋間神経痛を放っておくと慢性化する恐れはありますか?
軽いものは自然に改善することもありますが、痛みが長引く、夜も痛む、日常生活に支障が出る場合は、慢性化する前に治療を始めることが大切です。
【肋軟骨炎】胸の真ん中の骨付近が痛む肋軟骨炎や胸肋関節炎とは?
肋骨と胸骨(胸の真ん中の骨)をつなぐ肋軟骨や胸肋関節に炎症が起こり、胸の前側が痛くなる状態です。肋軟骨炎、胸肋関節炎は、ほぼ同じ病態として扱われることが多い疾患です。
【肋軟骨炎】胸の中央や肋骨の前方など押すと痛い場所がはっきりしますか?
胸の中央〜やや左右、肋骨の前方、乳房の内側付近。「ここを押すと痛い」場所がはっきりしているのが特徴です。
【肋軟骨炎】体をひねる動作や深呼吸、咳でズキッとした痛みが出ますか?
ズキッとした局所的な痛み、押すと強く痛む、体をひねる・腕を動かすと痛い。深呼吸や咳で痛みが増すこともあります。
【肋軟骨炎】押すと痛い、動作で痛みが変わる場合は心臓の病気と違いますか?
多くの患者さんがまず心臓を心配されますが、肋軟骨炎・胸肋関節炎には次の特徴があります。心臓由来:押しても痛みは変わらない、動いても痛み一定。肋軟骨炎・胸肋関節炎:押すと痛い、動作で痛みが変わる。※ただし、急な強い胸痛・息切れ・冷汗がある場合は、まず内科受診が必要です。
【肋軟骨炎】咳の繰り返しや姿勢不良、ストレスが原因で発症しますか?
原因はさまざまです。咳・くしゃみの繰り返し、重い物を持った、姿勢不良(猫背・巻き肩)、スポーツや体幹の使い過ぎ、ストレスや疲労。「はっきりしたきっかけがない」ことも珍しくありません。
【肋軟骨炎】痛みだけでなく腫れや熱感を伴うティーツェ症候群とは?
肋軟骨炎の一種で、痛み、腫れ、熱感を伴うタイプをTietze(ティーツェ)症候群と呼びます。比較的若い方に多いとされています。
【肋軟骨炎】レントゲンやCT検査で異常が見つからないのはなぜですか?
多くの場合、画像検査では異常が見つかりません。そのため、問診、圧痛の確認、動作との関係が診断の重要なポイントになります。
【肋軟骨炎】炎症を抑える治療や姿勢・動作の調整など治療法はどうしますか?
症状に応じて行います。炎症を抑える治療、痛みのコントロール、体幹・肩周囲の筋緊張改善、姿勢・動作の調整。安静にしすぎず、負担を減らすことが大切です。
【肋軟骨炎】数週間から数か月痛みが続き慢性痛に移行することもありますか?
自然に改善することもありますが、数週間〜数か月続く、動くのが怖くなるといった慢性痛に移行するケースもあります。早めの対応が安心です。
【胸肋関節炎と膠原病の関係】胸の前側の痛みは、膠原病による関節炎が原因のこともありますか?
はい、まれにあります。肋軟骨炎や胸肋関節炎のような胸の前側の痛みが、膠原病(自己免疫疾患)による関節炎や炎症の一部として現れることがあります。
【胸肋関節炎と膠原病の関係】関節リウマチやSLEなどの疾患が胸肋関節炎に関係しますか?
代表的なものとして、次の疾患があります。関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、強皮症、乾癬性関節炎、血清反応陰性脊椎関節炎(SAPHO症候群を含む)。これらでは、胸肋関節や肋軟骨に炎症が起こることがあります。
【胸肋関節炎と膠原病の関係】痛みが長続きし多部位の腫れを伴うのは、普通の肋軟骨炎と違いますか?
次のような特徴がある場合は注意が必要です。痛みが長期間続く・再発を繰り返す、左右同時、または複数部位が痛む、朝に痛みやこわばりが強い、胸以外にも手指、膝、足、背中などの痛み・腫れがある、発熱・倦怠感・皮疹を伴う。これらは単なる局所炎症ではないサインです。
【胸肋関節炎と膠原病の関係】血液検査での炎症反応などは膠原病の評価に有効ですか?
はい。必要に応じて、血液検査(炎症反応・自己抗体)、症状の経過評価、他関節の所見確認などを行い、膠原病の可能性を評価します。※肋軟骨炎そのものは画像に映らないことが多いため、「検査異常なし=問題なし」とは限りません。
【胸肋関節炎と膠原病の関係】他の関節痛を伴う胸痛がある場合、原因不明でも注意が必要ですか?
若年〜中年で原因不明の胸痛が続く、痛み止めが効きにくい、他の関節痛や体調不良を伴う。このような場合は、背景疾患の確認が重要です。