「階段が登りづらい、降りるときにズキッと痛みが走る」 「歩くのがしんどい」 「だんだんO脚になってきている気がする」
このような、様々な膝のお悩みを抱えてはいませんか?
膝の痛みやしびれ
痛む場所と原因
膝も他の部位と同様、どの組織(骨、軟骨、靭帯、筋肉など)が損傷しているかによって、痛みの出る部位や質が異なります。
膝の内側が痛む場合
歩くときに膝の内側が絶えず痛む方などは、「変形性膝関節症」によるものが考えられます。 しかしそれだけでなく、靭帯(じんたい)の損傷や、半月板(はんげつばん)、あるいは筋肉の付着部に問題がある場合も考えられます。
膝の前面や裏側が痛む場合
膝を伸ばしたときに膝の「前面(お皿の周り)」が痛む方もいれば、「膝裏」が痛む方もいらっしゃいます。 それぞれ、お皿の靭帯の炎症や、膝裏の嚢胞(水がたまる袋)などが原因として挙げられます。
当院の治療方針
「歳だから仕方ない」「手術しかない」と言われて諦めている方もいらっしゃるかもしれません。 我々は、膝の痛みの原因を詳細な診察とエコー検査で見極め、できる限り痛みの原因を諦めずに取り除いていくことを心がけています。
関連リンク(治療法)
膝周辺の疾患
膝の痛みやしびれ に関するQ&A
膝に水がたまるのですが、抜いたほうがいいですか?
膝に水(関節液)がたまるのは、関節内で「炎症」が起きているサインです。水を抜くと一時的に楽にはなりますが、炎症そのものを抑えないとすぐにまたたまってしまいます。当院では、水を抜くことよりも、炎症の原因(滑膜炎など)を特定し、そこに直接アプローチする治療(ステロイド注射やハイドロリリースなど)を優先します。
病院でヒアルロン酸注射を続けていますが、痛みが変わりません。
ヒアルロン酸は関節の動きを滑らかにする効果がありますが、すでに炎症が強い場合や、痛みの原因が関節の外(神経や筋肉)にある場合は、効果を感じにくいことがあります。当院では、エコー検査で「痛みの発生源」を再評価し、神経ブロックや運動療法など、別の角度からの治療をご提案できます。
子供がスポーツをしていて膝を痛がります(オスグッド)。安静にするしかないですか?
成長期のスポーツ障害(オスグッド病など)は、単なる安静だけでなく、太ももの筋肉の柔軟性を高めるリハビリや、患部への負担を減らす身体の使い方の指導が重要です。エコーで骨や軟骨の状態を確認しながら、スポーツを続けながら治せるようサポートします。
正座ができなくなってきました。治りますか?
膝の関節自体が大きく変形してしまっている場合は難しいこともありますが、筋肉の硬さや関節包(袋)の癒着が原因で曲がらなくなっている場合は、ハイドロリリースやリハビリテーションで可動域が改善し、正座ができるようになるケースも多くあります。
【靭帯損傷】スポーツや転倒で膝が腫れ、不安定感や痛みが出る状態ですか?
膝の安定性を保つ靭帯が傷つき、痛みや腫れ、不安定感が出る状態です。スポーツ外傷が有名ですが、転倒など日常動作でも起こります。文献では、断裂の有無だけでなく年齢や活動量に応じて、保存治療か手術かを判断することが重要とされています。
【靭帯損傷】靭帯損傷は必ず手術が必要?年齢や運動量で保存治療も可能?
いいえ。文献では、靭帯の種類や損傷の程度、年齢や運動量によって治療方針は異なるとされています。日常生活が中心の方では、保存治療で安定する例も多くあります。
【靭帯損傷】痛みが引いても靭帯の緩みや膝崩れが残る場合、再評価は必要?
痛みが軽くなっても、靭帯のゆるさが残ることがあります。不安定感や膝崩れがある場合は、再評価が大切です。
【ロッキング】膝が動かないロッキングは、半月板断裂や炎症が原因で手術が必要?
ロッキングとは、膝が途中で動かなくなる状態です。半月板の断裂が原因として知られていますが、文献では関節内の炎症や腫れ、滑膜のひっかかりでも起こることが分かっています。必ずしも手術が必要とは限らず、原因の見極めが大切です。
【ロッキング】膝が急に伸びないロッキング、半月板以外に炎症も原因ですか?
ロッキングは、半月板だけでなく、腫れや炎症によっても起こります。すぐに手術が必要とは限らず、原因を見極めることが重要です。
【ロッキング】ロッキングが自然に戻っても、繰り返す場合は関節内トラブル?
繰り返す場合は注意が必要です。文献でも、反復するロッキングは関節内のトラブルが隠れている可能性があるとされています。
【棚障害】膝の曲げ伸ばしで前側が引っかかり痛む、棚障害とは何ですか?
膝の中にある滑膜のヒダ(棚)が、曲げ伸ばしの際に引っかかり、前側の痛みや違和感を起こす状態です。若い方やスポーツをする方に多く、文献でも画像では分かりにくく、動作時の症状が診断の手がかりになるとされています。
【棚障害】画像で異常がない膝の痛み、動作時の引っかかりは棚障害ですか?
棚障害は画像で分かりにくいことが多く、文献でも動作時の引っかかり感や痛みの再現が診断の手がかりとされています。
【棚障害】若い方やスポーツ選手に多い棚障害、使いすぎが原因ですか?
若い方やスポーツをする方に多く、膝の使い方や負担の積み重ねが関与すると考えられています。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】怪我や手術後に強い痛みが続く、CRPSとはどんな病気?
CRPSとは、骨折や捻挫、手術、注射などのあとに、通常では考えにくいほど強い痛みや違和感が続く状態を指します。もともとのケガや手術は治っているのに、痛みだけが残り、むしろ時間とともに強くなっていくこともあります。神経のトラブルに加え、自律神経や血流の異常が関係していると考えられています。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】触れるだけで激痛?皮膚の色や腫れなどCRPSの特徴的な症状は?
CRPSでは、痛みの強さが特徴的です。軽く触れただけでも強い痛みを感じたり、何もしていなくてもズキズキとした痛みが続いたりします。さらに、痛みのある部分が赤くなったり白っぽくなったり、腫れや冷感、熱感が出ることがあります。汗のかき方が変わったり、皮膚や爪の状態が変化することもあり、単なる「痛み」だけでは説明できない症状が重なって現れます。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】心の問題ではない?神経過敏や自律神経の乱れが起こる原因は?
CRPSでは、神経が過敏になり、痛みの信号が必要以上に強く脳へ伝えられてしまう状態が起きていると考えられています。それに加えて、血流や発汗を調整する自律神経のバランスが崩れることで、皮膚の色や温度、腫れといった症状が現れます。これは「心の問題」ではなく、体の中で実際に起きている機能の異常です。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】手首や足首に多い?CRPSが起こりやすい部位と範囲の広がりは?
CRPSは、手や足など、体の末端に起こることが多い病気です。手首や足首の骨折、指の手術、膝や足の手術後などに発症することがあります。最初は限られた範囲の症状でも、適切な対応が遅れると、痛みや違和感が広がっていくことがあります。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】MRI等の検査で異常なし?診察での総合的な評価が重要な理由は?
CRPSは、血液検査やレントゲン、MRIだけで診断できる病気ではありません。検査で大きな異常が見つからないことも多く、症状の経過や身体の変化を丁寧に確認することが重要です。医師の診察によって、痛みの性質や皮膚の変化、動かしにくさなどを総合的に評価して診断します。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】放置すると慢性化する?日常生活に支障が出る前の早期段階で相談した方が良い?
CRPSは、早い段階で適切に対応することがとても重要です。時間がたつにつれて、痛みが慢性化し、関節が動かしにくくなったり、日常生活に大きな支障が出たりすることがあります。そのため、「そのうち良くなるだろう」と我慢せず、早めに相談することが大切です。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】神経ブロックや運動療法を併用?CRPSの多角的な治療法とは?
CRPSの治療は、一つの方法だけで行うものではありません。神経の過敏状態を落ち着かせる治療を基本に、神経ブロックや末梢神経への治療、血流や自律神経のバランスを整える治療を組み合わせて行います。また、痛みを恐れて動かさなくなると症状が悪化しやすいため、状態に合わせたリハビリや運動療法も重要な治療の一部です。症状が長く続く場合には、より専門的な痛みの治療を検討することもあります。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】安静より動かすべき?痛みに合わせたリハビリの進め方は?
強い痛みがあると、動かすこと自体が怖くなりますが、まったく動かさない状態が続くと、かえって痛みやこわばりが強くなることがあります。無理のない範囲で、少しずつ体を使っていくことが、回復への大切なステップになります。治療では、痛みの状態を見ながら、動かし方を調整していきます。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】気のせいと言われたが?医学的に認められたCRPSの病態は?
CRPSは、決して気のせいや精神的な弱さによるものではありません。実際に神経や自律神経の働きが乱れ、体にさまざまな変化が起きている状態です。周囲に理解されにくいこともありますが、医学的に認められている病態です。
【CRPS(複合性局所疼痛症候群)】手術後に腫れや色が変化?CRPSを疑うべき受診の目安とは?
ケガや手術のあと、通常とは思えない強い痛みが続いている方、痛みとともに腫れや皮膚の色の変化、冷たさや熱さを感じている方、時間がたっても症状が改善しない方は、CRPSの可能性があります。早めの評価と対応が、その後の経過に大きく影響します。
【ジャンパー膝(膝蓋腱炎)】膝のお皿の下が運動で痛む、ジャンパー膝は腱の変性ですか?
ジャンパー膝は、膝のお皿の下にある膝蓋腱に負担がかかり痛みが出る状態です。ジャンプやダッシュ動作が多い方に多く、文献では単なる炎症ではなく腱の変性が主体とされています。
【ジャンパー膝(膝蓋腱炎)】安静で一時的に楽になっても、動作調整しないと再発しますか?
一時的に楽になりますが、再発しやすいのが特徴です。文献では、安静だけでなく動作や負荷の調整を行うことが回復に重要とされています。
【鵞足炎】膝の内側下がピンポイントで痛む、鵞足炎とは何ですか?
鵞足炎は、太ももから膝の内側下に付く腱の集まり(鵞足)に炎症が起きる状態です。歩行や階段で痛み、押すと強く痛むのが特徴です。文献では、変形性膝関節症やランニングなどの使い過ぎに合併しやすいとされています。
【鵞足炎】膝関節症と合併しやすい鵞足炎、腱への負担を減らす治療が必要?
同時に起こることは多いですが、痛みの原因は腱です。文献でも、膝全体ではなく腱への負担を減らす治療が有効とされています。