治らないその痛みに、組織レベルでの修復アプローチ。
体外衝撃波治療

世界中のプロスポーツ選手も取り入れている、慢性的な腱や筋肉の痛みを改善するための治療機器です。
体外衝撃波治療とは
「衝撃波」とは音速を超えて伝わる圧力の波のことです。元々は腎臓結石を外科手術なしで粉砕する技術として使用されていましたが、近年ではその技術を応用し、整形外科領域での痛みの治療として確立されました。
エコーガイドによる正確性
当院では、超音波検査装置(エコー)を用いて患部の位置を正確に特定してから行います。これにより、治療効果の最大化を目指します。
体外衝撃波治療の 主な特長
特徴1
痛みの伝達を抑え、速やかな緩和を目指す
患部に衝撃波を当てることで、痛みを伝達する末梢神経(自由神経終末)を変性させたり破壊したりします。これにより、治療直後から痛みが和らぐ効果が期待できます。
特徴2
組織の修復・再生を促進
衝撃波の刺激によって患部の血流が改善し、新しい血管(血管新生)や組織を修復する成分(成長因子)の産生が促されます。一時的な痛み止めではなく、傷んだ組織そのものの治癒を目指します。
特徴3
「痛い場所」を探して当てるバイオフィードバック
この治療の最大の特徴は、悪い部分に当たると「ズーンとした痛み」が生じる点です。正常な組織では痛みを感じません。患者様と「ここが痛いですか?」とコミュニケーションを取りながら、あえて痛みの出るポイント(患部)を狙い撃ちすることで高い効果を狙います。
このような症状の方へ
足の裏がかかと付近が痛く、歩き出しが辛い(足底腱膜炎)
テニス肘やゴルフ肘と診断され、湿布を貼っても治らない
アキレス腱や膝のお皿の下(膝蓋腱)が慢性的に痛む
疲労骨折や偽関節(骨がつきにくい状態)の治療を促進させたい
小児の成長痛(オスグッド病、シーバー病など)でスポーツを休んでいる
治療紹介動画
治療の流れ
1
診察・適応判断

まずは医師の診察を受けていただきます。超音波検査やエコー検査を行い、体外衝撃波治療の適応となるかを判断します。
※初診当日の施術は難しく、予約をお取りいただく場合があります。
2
ターゲットの同定

エコーを用いて、痛みの原因となっている部位(筋、腱、骨など)を正確に特定します。
3
衝撃波の照射

患部にジェルを塗り、機器を当てます。最初は弱い出力から始め、患者様が「響く痛み」を感じる場所を探ります。
※治療中は痛みがありますが、我慢できる範囲で出力を調整します。
4
終了・次回予約

1回の治療時間は10分〜15分程度です。終了後はすぐにご帰宅いただけますが、治療後1週間程度は激しい運動を控えていただきます。
メリットと注意点
メリット
メスを使わないため傷跡が残らず、副作用のリスクが少ない治療です
薬やリハビリで改善しなかった「難治性」の痛みに効果が期待できます
治療時間は短く、日帰りで受けることができます
注意点
治療中は患部に響くような痛みを伴います(効果を出すために必要な痛みです)
赤み、腫れ、内出血、一時的な痛みの増強が生じることがありますが、数日で軽快します
自由診療(保険適用外)で、1カ所6,000円〜となります
治療後は組織修復のため、1週間程度の運動制限が必要です
体外衝撃波治療 に関するQ&A
体外衝撃波治療は痛いですか?
はい、痛みがあります。悪い部分に当たるとズーンと響く痛みを感じますが、これを感じることが治療において重要です。どうしても我慢できない場合は出力を下げますのでご安心ください。
体外衝撃波治療は何回くらい通えばいいですか?
個人差がありますが、通常は1週間〜2週間の間隔を空けて、合計2回〜4回程度の治療を行うことが多いです。
体外衝撃波治療は誰でも受けられますか?
ペースメーカーを使用している方、妊婦の方、重度の循環障害や血液凝固障害のある方などは受けられない場合があります。診察時に医師が判断します。
【足底腱膜炎】インソールや体外衝撃波も有効?足底腱膜炎の治療法は?
文献では、安静だけでなく「負担の調整」と「段階的な運動療法」が重要とされています。靴やインソールの調整、ストレッチ、必要に応じて注射などを組み合わせ、多くは保存治療で改善が期待できます。ほかには体外衝撃波は効果が高い治療法です。