みしま痛み&リハビリクリニック

プロロセラピー(増殖療法)

緩んだ関節や靭帯を、強く、安定させる。

高濃度のブドウ糖などを注射し、身体が本来持っている「修復する力」を呼び覚ます治療法です。長引く関節の痛みや、スポーツによる障害に。

プロロセラピー(増殖療法)とは

プロロセラピーは、損傷したり緩んだりしてしまった関節、靭帯、腱などに、高濃度のブドウ糖などの薬液を注射する治療法です。

海外では古くから行われており、慢性的な痛みの改善や、組織の強化を目的としてスポーツ選手などにも用いられています。

なぜ「ブドウ糖」で治るのか

高濃度のブドウ糖液を患部に注射すると、組織に対して一時的に軽い「刺激(炎症反応)」が起こります。人間の身体はこの刺激をきっかけに「ここは傷ついているから直さなきゃいけない」と認識し、組織を修復・増殖させるスイッチが入ります。

この「自己治癒力」を利用して、弱った組織を新しく作り変え、関節を安定させることで痛みの改善を目指します。

プロロセラピー(増殖療法)の 主な特長

  • 特徴1

    組織の「修復・強化」を促す

    痛み止め(ステロイドなど)が「炎症を抑える」対症療法であるのに対し、プロロセラピーは「組織を修復・強化する」ことを目指す根本的なアプローチです。関節や靭帯の安定性が向上することで、痛みの軽減や動かしやすさの改善が期待できます。

  • 特徴2

    体にやさしい成分を使用

    主に使用するのは高濃度のブドウ糖液ですので、体内に入っても害が少なく、ステロイド注射のような副作用(組織の萎縮など)の心配がほとんどありません。繰り返し治療を受けていただくことが可能です。

  • 特徴3

    日帰りで受けられる保存療法

    手術を行わずに、注射のみで組織の回復を図ります。治療時間は短く、入院の必要もありません。

このような症状の方へ

  • 慢性的な肩こり、腰痛、膝の痛みが続いている

  • 捻挫を繰り返したり、関節が抜けそうな感覚(不安定感)がある

  • スポーツや加齢で、腱や靭帯が傷んでいると言われた

  • 変形性関節症による痛みを和らげたい

  • ステロイド注射を繰り返すことには抵抗がある

治療の流れ

  • 1

    診察・エコー評価

    医師が問診と触診を行い、超音波(エコー)検査で痛みの原因となっている部位(靭帯の緩みや損傷箇所)を正確に特定します。

    ※糖尿病や妊娠中の方、抗凝固薬を服用中の方は事前にお申し出ください。

  • 2

    注射(プロロセラピー)

    エコーで確認しながら、目的の組織(靭帯や腱の付着部など)へ薬液を注入します。

  • 3

    安静・帰宅

    処置後は少し安静にしていただき、問題がなければご帰宅となります。治療当日は激しい運動を控えてください。

  • 4

    経過観察・継続

    組織の修復には時間がかかるため、通常は数週間おきに数回の治療を行うことをおすすめしています。

メリットと注意点

メリット

  • ステロイドを使用しないため、組織が脆くなるリスクが低く、繰り返し治療が可能です

  • 手術をすることなく、ご自身の治癒力を利用して組織の修復が期待できます

  • 副作用が比較的少ない成分(ブドウ糖など)を使用しています

注意点

  • 治療直後、修復反応のプロセスとして一時的に痛みや腫れが増すことがありますが、通常数日で軽快します(※この時期に痛み止めを飲むと効果が薄れる場合がありますので医師にご相談ください)

  • 保険適用外の「自由診療」となります。

    費用(税込):5,500円

  • 効果には個人差があり、全ての症状が改善するわけではありません

  • 稀に注射部位の内出血や感染症のリスクがあります

プロロセラピー(増殖療法) に関するQ&A

  • 【プロロセラピー(増殖療法)】注射は痛いですか?

    患部に薬液を注入するため、注射時の痛みや、注入後の重だるい痛みを感じることがあります。これは組織の修復スイッチが入ったサインでもあります。

  • 【プロロセラピー(増殖療法)】何回くらい受ける必要がありますか?

    症状や重症度によりますが、組織が修復されるサイクルに合わせて、2〜4週間おきに3〜6回程度の治療を推奨することが一般的です。

  • 【プロロセラピー(増殖療法)】治療後にお風呂に入ってもいいですか?

    はい、当日の入浴は可能です。ただし、注射部位を強くこすったり、激しい運動や飲酒を行ったりすることは避けてください。