投球動作の繰り返しによって肩や肘に生じる障害です。当院では、医師による診断と理学療法士によるリハビリを組み合わせ、競技復帰と再発防止をチーム体制でサポートします。
投球障害(野球肘・野球肩)
投球障害肩(野球肩)
投球時に肩関節に痛みやひっかかりを覚える状態です。
- 主な症状: 投球動作中の痛み、肩の可動域制限、筋力低下。
- 主なアプローチ: 安静による炎症の鎮静に加え、肩関節のインナーマッスル強化や、肩甲骨・股関節の柔軟性を高めるリハビリを行います。
投球障害肘(野球肘)
投球時の過度な負担により、肘の靭帯や軟骨を痛める状態です。
- 主な症状: 肘の内側・外側の痛み、腫れ、肘が伸びきらない等の運動制限。
- 主なアプローチ: 投球制限を行いながら、肘への負担を軽減するためのフォーム確認や、前腕・体幹のコンディショニングを行います。
診断・検査の流れ
「どの動作で痛むか」を確認し、多角的な検査で原因を探ります。
- 身体検査・動作分析 関節の可動域や筋力をテストし、投球動作を模倣して痛みの出るポイントを特定します。
- 画像検査
- X線(レントゲン): 骨の変化や骨棘(ボーンスパーズ)の有無を確認。
- 超音波(エコー): 当院で積極的に活用しており、筋肉や腱、靭帯の動きをリアルタイムに評価します。
- MRI・3DCT: 精密な検査が必要な際は、提携医療機関をご紹介し、詳細な画像診断を行います。
治療・リハビリテーション
症状に合わせ、以下の治療を組み合わせて早期復帰を目指します。
- 理学療法(リハビリ): 理学療法士がストレッチや筋力トレーニングを指導。痛みの出にくい体作りを支えます。
- 投球フォームの確認: 負担の少ないフォームへの調整を理学療法士がアドバイスします。
- 炎症への処置: 強い痛みには、お薬の処方や必要に応じた注射等で炎症を抑えます。
- 専門医との連携: 重度の損傷など手術の検討が必要な場合は、適切な専門医療機関をご紹介します。