みしま痛み&リハビリクリニック

線維筋痛症

線維筋痛症(Fibromyalgia)は、慢性的な全身の筋肉痛、疲労感、そして他の一連の症状を特徴とする疾患です。

  • 特徴1

    線維筋痛症は、主に全身に広がる筋肉痛を伴います。この痛みはしばしば深刻で、圧痛(触ると痛い)が特徴です。

  • 特徴2

    他の主要な症状には、疲労感、睡眠障害、頭痛、集中力の低下、不眠症、うつ病などが含まれます。

原因

  • 線維筋痛症の正確な原因は不明ですが、中枢神経系の異常、神経伝達物質の異常、遺伝要因、感染症、身体的・精神的なストレスが関連している可能性があります。

診断

  • 線維筋痛症は、他の病気との鑑別が難しく、診断には症状の詳細な評価が必要です。
  • アメリカリウマチ学会による診断基準が存在し、特定の部位に存在する圧痛点(痛みがあるポイント)の存在が診断の一部とされています。

治療

  • 線維筋痛症は完治する疾患ではありませんが、症状の管理と生活の質の向上が可能です。
  • 治療は個別に調整され、物理療法、薬物療法、心理療法、運動療法、生活スタイルの変更などが含まれます。
  • 薬物療法には鎮痛薬、抗うつ薬、抗てんかん薬などが使用されることがあります。

予後

  • 線維筋痛症は慢性的な疾患であり、症状が消失することはまれですが、適切な管理により症状の軽減と生活の改善が期待できます。
  • 早期の診断と多面的な治療アプローチが重要です。

線維筋痛症 に関するQ&A

  • 【線維筋痛症】検査で異常なしでも全身に痛みが続く線維筋痛症とは?

    線維筋痛症は、特定のケガや炎症がないにもかかわらず、全身に慢性的な痛みが続く病気です。血液検査やレントゲン、MRIなどの検査では異常が見つからないことが多く、「異常なし」「気のせいではないか」と言われてしまうこともあります。しかし実際には、痛みの感じ方を調整している神経の働きに不調が生じていることが、現在ではわかってきています。

  • 【線維筋痛症】全身の広い範囲でズキズキや締め付けられる痛みですか?

    線維筋痛症の痛みは、首、肩、背中、腰、腕、脚など、体の広い範囲に及ぶことが特徴です。ズキズキ、ジンジン、締めつけられるような痛みとして感じられることが多く、日によって痛む場所や強さが変わることもあります。軽く触れただけでも痛みを感じたり、服が当たるだけでつらく感じたりする方もいます。

  • 【線維筋痛症】痛みだけでなく強い疲労感や睡眠障害も伴いますか?

    線維筋痛症では、痛みだけでなく、強い疲労感や睡眠の質の低下を伴うことがよくあります。しっかり寝たはずなのに疲れが取れない、朝から体が重いといった訴えは珍しくありません。また、頭痛、めまい、しびれ、集中力の低下、不安感や気分の落ち込みなど、さまざまな症状が重なって現れることがあります。

  • 【線維筋痛症】画像検査で異常がないのに痛みが続く原因は何ですか?

    線維筋痛症は、筋肉や関節が壊れている病気ではありません。痛みを感じ取る神経や脳の働きが過敏になり、通常なら痛みと感じない刺激でも、強い痛みとして認識されてしまう状態と考えられています。そのため、画像検査や血液検査では「異常なし」となることが多いのです。

  • 【線維筋痛症】「気のせい」ではなく心身両方が影響する病気ですか?

    線維筋痛症は、決して「気のせい」や「心が弱いから起こる病気」ではありません。ただし、ストレスや生活リズムの乱れ、不安や緊張が続くことが、症状を強くしたり長引かせたりする要因になることはあります。身体と心の両方が影響し合っている病気と考えると、理解しやすいかもしれません。

  • 【線維筋痛症】痛みの広がりや期間、疲労感などを総合的に診断しますか?

    線維筋痛症の診断は、検査結果だけで決まるものではありません。痛みの広がり方、症状が続いている期間、疲労や睡眠障害の有無などを丁寧に確認し、他の病気を除外したうえで総合的に判断します。診察で患者さんのお話をしっかり伺うことが、診断においてとても重要です。

  • 【線維筋痛症】薬物療法やリハビリで症状を和らげることは可能ですか?

    線維筋痛症は、すぐに完全に治る病気ではありませんが、症状を和らげ、日常生活を楽にすることは可能です。治療は一つだけでなく、複数を組み合わせて行います。痛みの調整を目的とした薬物治療に加え、体を無理なく動かすリハビリや運動療法、睡眠や生活リズムを整える工夫、必要に応じた心理的サポートなどを、患者さんの状態に合わせて進めていきます。

  • 【線維筋痛症】痛くても動いたほうが症状の改善につながりますか?

    強い痛みがあると動くのが怖くなりますが、長期間まったく動かない状態が続くと、かえって痛みが増してしまうことがあります。無理のない範囲で体を動かし、少しずつ活動量を増やしていくことが、症状の安定につながる場合が多いです。

  • 【線維筋痛症】原因不明の全身の痛みや疲労感が続く場合受診すべきですか?

    全身の痛みが長く続いている方、検査では異常がないと言われたもののつらさが改善しない方、痛みとともに強い疲労感や眠りの質の低下を感じている方は、線維筋痛症の可能性があります。原因がわからないまま我慢し続ける必要はありません。