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四十肩・五十肩

[2025.07.01]

「四十肩・五十肩」ってなに? 〜肩が上がらない…その原因と対処法〜

こんにちは。みしま痛み&リハビリクリニックの院長の寺田です。

昨日はなんと、浜松医大の整形外科の先生方に当クリニックの治療やVRやメタバースのお話をしてまいりました。久々の大学の医局ということでものすごく緊張しておりましたが、松山教授のお人柄と包み込むような優しさで緊張も緩み本当にプレゼンしやすかったです。写真を撮らなかったことは悔やまれますが、本当に素晴らしい医局だと感じました。

さて、今日のお題は四十肩、五十肩です

「腕が突然あがらなくなった」
「後ろに手を回せない。エプロンが結べない」
「夜になるとズキズキ痛んで眠れない」

そんな経験、ありませんか?
これは、いわゆる「四十肩」または「五十肩」と呼ばれる状態かもしれません。


「四十肩・五十肩」とは正式には?

「四十肩」や「五十肩」は俗称で、医学的には**肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)**と呼ばれます。

その名のとおり、肩関節のまわりに炎症が起き、痛みと可動域制限(動かしにくさ)が出るのが特徴です。
40代〜60代に多く発症するため、こう呼ばれています。


なぜ起こるの?

はっきりとした原因はわかっていませんが、加齢や使いすぎ、血流障害、ホルモン変化などが複合的に関与しているとされています。

主に以下の構造に炎症や癒着が起こります:

  • 関節包(関節を包む膜)

  • 腱板(インナーマッスル)

  • 滑液包(肩のクッション構造)

特に関節包が硬くなる「拘縮(こうしゅく)」が起こると、腕が上がらない、後ろに回らないといった可動域制限が強く出てきます。


進行と経過:3つの時期

四十肩は自然に治ることもありますが、放置すると関節の硬さ(拘縮)が長く残ることもあります。

症状の経過は大きく3段階に分けられます:

① 急性期(炎症期)

この時に炎症を速やかに取ることがカギとなります

  • 強い痛み(とくに夜間)

  • 安静にしていてもズキズキ痛む
    → 痛みをおさえる治療が中心

② 拘縮期(硬くなる時期)
  • 痛みは軽減するが、動かしにくい

  • 特に「結髪動作」「結帯動作」が困難になる

③ 回復期
  • 少しずつ動きが戻ってくる
    → リハビリや運動療法で関節可動域を回復させるのが重要


治療法は?

患者さんの時期や状態に合わせて、次のような治療を組み合わせます:

● 急性期の対応
  • 消炎鎮痛薬(内服・湿布など)

  • ステロイド注射(肩関節内や滑液包)

  • 安静と冷却(炎症が強いときは一時的に)

● 拘縮期・回復期の対応
  • 温熱療法(血流促進)

  • 運動療法(関節可動域訓練、肩甲骨・体幹の連動改善)

  • 超音波やハイドロリリースなどを併用することも

  • サイレントマニュピュレーション https://mishima-itami.com/?p=101191

特に重要なのは、「動かさなすぎず、無理しすぎない」というバランスです。
間違ったストレッチや過度のマッサージで悪化するケースもあります。


当院での取り組み

みしま痛み&リハビリクリニックでは、

  • エコーガイド下での評価と注射

  • リハビリスタッフによる個別運動指導

  • 痛みの強さに応じた段階的リハビリプログラム

を組み合わせて、「痛みを抑えながら動きを取り戻す」ことを目指しています。

「自然に治ると思っていたら半年以上つらいまま…」という方も少なくありません。
つらい肩の痛みや動かしづらさがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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