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ブログNo.3 現実とのギャップ みしま痛み&リハビリクリニック(M-PARC) 生い立ちと信念3

[2023.10.11]

皆様おはようございます

1週目の疲れと問題点を持ち越したまま早くも2週目に突入してしまいました。問題点とは、テクノロジーが逆に足引っ張ってる説です。

問診チェックのタブレットやバーコード再来機は逆にご高齢の方へのストレスになっていて、事務方にも余計な仕事を増やしてしまっている可能性があります。レセプトチェック機能についても問題点があるので早めに改善を要します。わかってはいたけどそう簡単に全て上手くいくはずないよなー

とりあえず私はトイレ掃除を誰よりも頑張ります!

 

さて、生い立ちと信念ですが今回で3回目を向えました、購読していただいている方々 本当にありがとうございます。
今回は研修医時代のお話から今日は麻酔科の医局に入ってからのお話になりますが、ここでは自分が直面したペインクリニックという科の真実や問題点に切り込みたいと思います。

〜それでは開幕〜

ブログ1、2の様に私は卒業後も特に信念もなくとりあえず、ぼやっと何科になろうかなあと考えていました。

研修医はスーパーローテーションという大体の科を回るものを体験します。それを経て、どの科に入るかを選択するのですが、私は当時イメージはぼやけながらも整形外科と小児科で悩んでいました。

それなのに麻酔科を選択した理由はペインクリニックという部門があることを知ったからです。ペインクリニック。それは痛みをとる科。その時に末期癌で痛みと闘っていた父の姿が脳裏に浮かびこれしかないと思い麻酔科にしました。しかし厳密にいうとそれは緩和医療だということをのちに知ります。

とにかく、整形外科に興味がありながら整形外科ではなく整形内科のような科(ペインクリニック科があり)それでいて麻酔を学べば全身管理ができる麻酔科は私にとって一番惹きつけられた科でした。

麻酔科の医局へ入局した私は、当時の教授の奥田先生に本当に良くしていただき可愛がっていただきました。奥田先生は麻酔はもちろんペインクリニックの世界でも著名な方で、私の麻酔を行うよりもペイン外来をしたいという無理な要望にもできる限りお答えしてくだいました。研修病院も日本のペインクリニックといえばNTT東関東病院ですが、そこへの国内留学も行かせていただき、本当に感謝しております。

 

ただ、切に思うことがあります

それは

ペインクリニシャンは育たない!

 

ペインクリニシャンが育たない理由の1つに、どうしても麻酔科の一部なのでペインだけ集中したい人が出にくい土壌という事が挙げられます。出たとしてもまずは麻酔がありきという事になり、後続がなかなか育ちにくかったりすることが最大の要因です。私のように麻酔よりもペインに興味がある人間には、麻酔をほぼ毎日かけさせられるのは初めの数年を除き正直なところ苦痛でした。ただ、麻酔は本当に素晴らしい科であることは間違いありません。麻酔を離れて、麻酔科医の先生が頼り甲斐のあることにとても感動します。
ただ実際、NTTから意気揚々凱旋した私に待っていた日常は麻酔4日ペイン1.5日という状況でこれでは学んできたものが活きないという焦燥感がありました。
そして、ペインの本質はこれを言っては元も子も無いですが麻酔科ではないと思いました。そうです、全くの別の科の視点が必要であるという点です。もちろん痛みをとるに局所麻酔は効果ありますがそれだけの話ではなく、整形疾患はもとより理学療法の知識や幅広い痛みという全く別の学問に着目する必要があります。

なので、ペインクリニシャンは本当に幅広い多くの科の知識を必要とし、逆に全身麻酔の知識などほぼ必要ないのではないかと思っています。
そんな中、私は大学病院を離れ整形病院を転々としながら人と違う事を模索する中いくつかの起業にチャレンジしていく事になります。

それがさらに人生困惑への第1歩とは知らずに

では次回は、起業編をお送りいたします

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