足根管症候群
どんな病気か
- 足根管症候群(Tarsal Tunnel Syndrome)は、足首の内側にある足根管内で足の神経が圧迫され、痛みや痺れなどが生じる神経障害の疾患です。
原因
- 主な原因は足根管内での神経圧迫や炎症です。
- 捻挫、腫瘍、後遺症、内側の靭帯の圧力増加などが要因となります。
症状
- 痛み:足根管内や足の内側、アーチ部分に鈍痛や刺すような痛みが現れる。
- 痺れ:足の指や足底に感じられ、しばしば夜間に悪化することがある。
診断方法
- 医師が臨床評価と神経学的テストを行い、画像検査(MRI、CTスキャン)を用いることがあります。
治療
- 保存療法:安静、アイシング、圧迫、足の高さを調整した靴の着用。
- リハビリテーション:ストレッチや筋力トレーニング、足根管内の炎症を抑えるためのエクササイズ。
- 痛みの管理:炎症を抑える薬物や注射療法。
- 手術:重度の場合、神経の解放手術が検討されることがあります。